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千葉圃場通信

千葉圃場では、まゆ美店長の球根の師匠でもある
球根の専門家小山氏の管理の下、球根の試験栽培、
芽だし球根の育成などを行っています。

天候の影響を受けやすい球根の管理なども適切に
対応していただいています。
球根屋さんにとって大切なかかせない圃場です。

千葉圃場からの試験栽培状況や球根の育成状況などの
定期報告をご紹介します。

  >>千葉圃場で育った芽だし球根はこちら
発芽状況 UP!
2008年2月末
いよいよChionodoxa luciliae(青花基本種)の発芽が始まりました。

開花まで半月といったところでしょうか。
季節も雨水を過ぎ、一斉に生長を始めています。春はもうすぐですね。
Triteleia‘Rudy’も元気に生長しています。
用土とのなじみも良く、これからどんどん伸びてゆきます。
耐寒性抜群なので、これからの庭植えも可能です。
Brodiaea californica‘Babylon’4ポット限定品です。

順調の生長で、そろそろ庭植えの時期を迎えつつあります。
本種の開花は5月後半です。加温しても、さほど早くは咲かない性質です。
Triteleia‘フォーユー4U’もだいぶしっかりしてきました。

低めの気温を維持しながら、これから日をしっかり浴びさせて、
締まった苗にする予定です。
トリテレイアのニューフェイス、Triteleia‘Waterfall’です。

限定4ポット、花色は澄んだ青紫です。

芽出し苗としては、たぶん球根屋さんだけの販売になると思います。
5月の寄せ植えに使える材料ですね。

2008年2月中旬
こんにちは、昨日から第一級の寒波到来ですが、ハウス内は早春の趣です。順調に生長を続けています。

Narcissus romieuxii ssp.albidus var.zaianicus
長い学名ですが、流通ではザイアニクスで識別されます。
ご覧のように抽台しており、清楚な花が咲いています。
気温も低いので長持ちしますね。
花色は個体差があって面白いものです。
自家受粉しますので選抜しても良いです。
あなただけのオリジナル品種が出来ます。
Triteleia‘Rudy’も元気に生長しています。
用土とのなじみも良く、これからどんどん伸びてゆきます。
耐寒性抜群なので、これからの庭植えも可能です。
Lapeirousia divaricata の様子です。
耐寒性中位のため庭植えは3月頃がよいでしょう。
おそらく日本で販売はされていない原種です。
これから地温の上昇と共に葉が大きくなり花芽を形成します。
花期は4月です。
人気のIxia viridiflora もだいぶ大きくなってきました。
順調の生長です。
ハウスであれば3月には咲き始めるのではないかと期待しています。
圃場では消耗を防ぐため切り花にしてしまい、球根の太りを優先させます。
Scilla canpanulata White-form も発芽が始まりました。
出荷可能状態になっています。
花期は4月下旬から5月の始め。3月も加温すれば半月ぐらい早く咲きます。
本種は7月ポットのまま乾かして保存です。
球根に表皮がないので過乾燥に弱い性質があります。
庭に植えれば良く増えます。とても丈夫な球根植物ですね。
Triteleia laxa‘Corrina’発芽していますが、4球植えで発芽の遅れているポットもあります。
もちろん出荷時には発芽の揃っているものが最優先。未発芽ポットは養生に廻します。

画像はありませんが、ミニアチュア水仙の‘初雪’&‘MilkTea’も順調に発芽しており出荷可能となりました。
最初の紹介したザイアニクスと組み合わせて愉しむこともできますね。

圃場で未発芽はChionodoxa の仲間です。
キオノドクサは2月下旬以降に発芽するでしょう。
ポット底から細かな根が見え始め、地中で発芽の準備真っ最中です。
では、今度は月末にご紹介しましょう。

2008年1月
千葉圃場のハウスは、加温室、加温休眠室(夏型)、無加温室に分けています。


加温室に置いてある Lapeirousia divaricata の発芽状況です。
まもなく出荷可能です。
アヤメ科の多くは発芽後の生長で花芽を形成します。春まで
たっぷりと日に当てることが開花のために必要です。
加温室


芽の出たポットの多くは加温室に置いています。
夜間+2〜+3℃程度です。
無加温室


無加温室にはスイセン、トリテレイア、ブローディアエア、キオ
ノドクサと、寒さに強いラペイロウシア・ラクサを置いています。
無加温室の個体は、2〜3月頃の発芽になるでしょう。
加温室のポットが空けば、移動して促成することも出来るでしょう。

試験栽培開始
2007年11月
秋植え球根の植え付けもピークを迎えつつあります。Z9〜Z7地域では、今月までが適期ですね。
来年の販売に向けて、品種・作型確認の試験栽培を始めています。特に最近注目度の高いムスカリ・アウケリMuscari aucheri の園芸品種を中心に据えています。本品種は最も小型球根の品種で、外側はやや膜質ですが、しっかりとした鱗片です。膜質球根の場合、黴や腐敗、過乾燥が生じやすいので、夏期保管時に十分な注意が必要と思います。6月にトレイごと殺菌剤灌注して、掘りあげずに用土ごと保存、秋の出荷直前に掘りあげて選別するのが良いだろうと判断しています。定期的に報告を上げます。
昨日お預かりした個体群、本日植え付けでした。以下ご報告。
Lapeirousia divaricata 10.5cmPot×2 6球、撮影用。
Lapeirousia sp.Blue-form 10.5cmPot×3 11球 撮影及び養生。
Synnotia variegata トレイ中球25球 養生。
Synnotia villosa‘Elegans’トレイ中球25球 養生、 10.5cmPot×1 3球、撮影用。
Gladiolus equitans 10.5cmPot×1 3球、撮影用
トレイ中球11球 養生、 9cmPot×8 16球 出荷用(特別用土)。
Gladiolus liliaceus 10.5cmPot×3 6球 保存維持用。
Gladiolus uysiae 10.5cmPot×2 6球 保存維持用。
Alstroemeria‘Green Coral’小プランタ6株 養生。
Oxalis cernua var.florepleno 5号鉢7球 撮影用。
Narcissus‘Stainless’2W-W 1960 軽石ベッド2球 撮影用。
本日到着分の中で、特に急ぐ種を中心に作業しました。
芽出し専用の配合土と、底の排水層用土です。穏やかに効く有機質肥料が含まれています。ポットは予定通り9cmとしました。夜間加温しますので、来月中旬には芽が出そろうはずです。
本日の植え付け種は、以下の通りです。
Gladiolus alatus Hyb.大27球9pot、中22球7pot
Lachenalia mutabilis 18球9pot、3球1pot、4球処分
L.rosea 28球14pot 撮影見本3球4.5号pot、1球処分
L.glaucina 46球23pot、4球処分
L.mathewsii 22球11pot、3球1pot
L.‘ロマウド’ 18球9pot
球根の状態は、概ね良好です。
本日は午後からアヤメ科を終わらせました。
Ixia flexuosa Pink-form 5球×20pot 6球×3pot、処分9
I.viridiflora 4球×30pot 5球×10pot 処分8
Lapeirousia divaricata 3球×8pot 4球×1pot 処分10
L.cruenta(L.laxa)3球×11pot 4球×3pot 処分18
Watsonia‘Dwarf Lavender’3球×15pot 4球×3pot 撮影見本2球1pot 処分13
選別中の原種スイセン:ザイアニクス
Narcissus romieuxii ssp.albidus var.zaianicus

日本、多分世界でもトップクラスの水仙ナーセリーで栽培増殖されたもので、今までほとんど流通していませんでした。播種から開花球まで5年程度かかるためです。
植え付けに際して、鱗茎を覆う薄皮を全て丁寧に取り除き、病変の有無、発根部の案配をチェックし、分球も行います。
今回は61球ですが、不良球を7球取り除きました。不良球と言っても腐敗は1球のみで、残り6球は発根部の状態がイマイチのため、養生に廻します。分球したのは14球でした。これも一年養生すれば開花球になります。
Narcissus zaianicus 3球×18pot 養生用4〜5球×4pot 処分1
Brodiaea californica‘Babylon’2球×3pot 2球撮影用4号深鉢
Triteleia‘4U’ 2球×9Pot
原種スイセンの用土は、最も適した配合にしてあり、他の種とは異なります。‘4U’フォーユーと発音する園芸品種ですが試作番号でしょうか。面白い名前です。ブローディアエア属やトリテレイア属は今まで地味な育種でしたが、昨年の幕張メッセ見本市でも新品種が続々と発表され、球根類の育種では元気ですね。両属とも北米原産で耐寒性が高く、地植えすると良く増えます。こういった性質が園芸植物して優れていると再評価されたのでしょう。 
2007年12月
やっと天気回復、今日は午後から作場に出ました。
Scilla canpanulata White-form 157球
4球×38pot 5球×1pot
Chionodoxa luciliae ‘Alba’219球
5球×43pot 4球×1pot 分球養生2pot 処分10

キオノドクサ基本種(青花)の方は、開花相当球を36pot(180球)作業したところで時間切れ、明日残りの中球(養生用)を植え付けます。
植え付け作業もそろそろ終わりですね。
Chionodoxa luciliae 基本種 330球
開花相当球 5球×36pot 中球 5球×30pot 子球10〜12球×6pot 処分14
Triteleia‘Rudy’127球
大球 3球×36pot 中球 4〜5球×4pot 処分1
トリテレイア(旧ブローディアエア)の園芸品種である‘ルディ’は、とても美しい花です。初めて栽培した時は、あまりの青の美しさに驚きました。これらの園芸品種のなかでは抜群の花です。耐寒性があり丈夫で良く増えるので、栽培は容易です。花期はやや遅く5月中下旬です。
満を持しての植え付け再開。本日で終了です。
Triteleia lax‘Corrina’320球
開花相当球4球×54pot 準開花球4球×26pot 子球1pot 処分8
テリテレイア(旧ブローディアエア)の植え付けは、発根部に残っている昨年の球根の残滓を取り除いて、発根しやすくするのが良いでしょう。
ぼちぼちとラケナリアの発芽が始まっています。適時報告を上げましょう。
Triteleia laxa‘Corrina’では、植え付け時のチェックで8球の処分球が出ました。どの程度で処分するかは、その植物の生長特性によって決めますが、腐敗・病変は絶対に残しません。
ご覧の8球では、腐敗2球、欠損2球、病変4球でした。病変はアヤメ科球根の場合は硬化病が多いですが、これは表皮があっても触ればすぐに判ります。欠損球は、まず開花するとは思いますが、健全球に比べれば不利はいなめません。このため除去です。



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